トップページ岐阜県本部>集会アピール

集会アピール(2009.10.10「岐阜県高齢者のつどい」)

「岐阜県高齢者のつどい2009」アピール

新しい歴史の扉が開かれました。私たちは、今日、ここに、この扉を開いたのは私たち一人ひとりの力であることに確信を持ちながら、大きな期待と同時に、さまざまな不安を抱きながら集まりました。
 「構造改革」の名のもと、社会保障費の削減によって、私たち高齢者の福祉は大きく後退させられ、年金の目減りと先行きの不安が広がり、また、医療難民・介護難民が増大し、遂に屈辱的な「後期高齢者医療制度」が押しつけられました。私たちの「人間の尊厳」はずたずたにされ、いいようもない不安と大きな怒りに駆り立てられました。その不安と怒りが、重い扉をこじ開け、新しい流れを生み出しました。
 しかし、私たちの生活や周りの状況はまだ変ってはいません。暗闇の彼方に一筋の光は見えたものの、その向こうの光景はまだはっきりとは見えてきていません。私たちの要求を実現するためには、さらなる運動の高まりと広がりが必要です。
 私たちは、憲法25条の真の具現をめざし、誰もが平等に人間として生命と人権が尊重される社会の実現のために、具体的に次のことを強く求めます。
1.後期高齢者医療制度の即時廃止を求めます。
2.消費税によらない「最低保障年金制度」の一日も早い実現を求めます。
3.年金者への増税を元に戻すとともに、生活費に見合う年金の引き上げを求めます。
4.医療破壊・介護破壊をストップさせ、高齢者が安心して医療や介護が受けられるよ う、医療機関や介護施設の充実を求めます。
5.国民健康保険料・介護保険料の増額に反対し、窓口負担の軽減を求めます。
本日の「岐阜県高齢者のつどい2009」を、運動の新たな出発点として、要求を高く掲げ、運動を大きく広げましょう。

2009年10月10日

 上へ
Copyright JPUGIFU All Rights Reserved